RICE BRAN OIL

MENU

教えて宮澤教授!

「こめ油」でヘルシーライフ
日本のお米の恵みを暮らしの中に

自然の恵みをいっぱいに受けた
お米の胚芽と表皮(米ぬか)から搾った「こめ油」が
健康志向の人たちの間で話題になっています。
豊富なビタミンEやバランスの良い脂肪酸など、
その栄養成分からも注目される「こめ油」の魅力について、
東北大学未来科学技術共同研究センターの宮澤陽夫教授に聞きました。
製造法による「こめ油」の特徴の違いも併せてご紹介します。

東北大学 教授

宮澤 陽夫氏(農学博士)

みやざわ・てるお●1982年東北大学大学院農学研究科博士課程修了。98年から2015年まで東北大学大学院農学研究科教授(機能分子解析学)を務めるとともに、13年から東北大学未来科学技術共同研究センター「戦略的食品バイオ未来技術構築」プロジェクトリーダー・教授など。15年、東北大学から名誉教授の称号授与。日本ビタミン学会理事、アジア栄養学会連盟会長、国際栄養科学連合理事、国際生命科学研究機構理事。15年春、紫綬褒章を受章。

栄養豊富な「こめ油」
3年で市場占有率が倍増

大学4年の卒業論文で「こめ油」に取り組んで以来、日本のお米をもっと多角的に利用し、世界中でポピュラーな存在にしたいとの一心で、お米をはじめ、植物由来の有用な成分について研究と発信を続けてきました。
日本は言わずと知れた「瑞穂の国」。白米として食べる以外に、さまざまな加工品でもお米の恩恵を受けてきましたが、中でも、江戸時代から広く親しまれてきたのがこめ油です。こめ油はイネの収穫後、精米の過程で出る米ぬかを原料に作られます。米ぬかは玄米から白米を取り出した後に残る胚芽と表皮の総称で、これを集めて、圧力や熱を加えて搾ったり、有機溶剤で油分を抽出してできる液体がこめ油となります。
米ぬかには植物が生きていくために必要とし、人間にも貴重な栄養素が豊富です。高品質なこめ油を作るには、フレッシュな米ぬかをすぐに加工する必要があることや、一般的に玄米100㎏に対して2㎏のこめ油しか取れないなどの難しさがありますが、食用油脂における市場占有率がこの3年で3%(2015年)から6%(18年)に倍増するなど、急速に関心が高まってきているのはうれしいですね。

日本のお米の恵みである「こめ油」に注目が集まっている

スーパービタミンE
特有の栄養素に注目

食用油の中でも、こめ油は他にない高い栄養価を誇っています。まず注目したいのは、ビタミンEの豊富さです。ビタミンEは油脂の酸化を防ぐ働きがあり、こめ油は100gあたり25㎎と菜種油、大豆油の約2倍もあるほか、その働きがさらに強いとされるスーパービタミンE(トコトリエノール)が100gあたり40㎎も含まれています。トコトリエノールは菜種油や大豆油など他の食用油にはほとんど含まれていません。いずれも脂溶性のビタミンEですから、ぜひ知っておきたいですね。
また、油の食物繊維とも言われる植物ステロールを菜種油の2倍、大豆油の5倍も含んでいる点も注目です。他にも、他の油には見られないこめ油特有の栄養素も含んでいます。
油の主成分である脂肪酸のバランスが良い点も見逃せません。脂肪酸は酸化しやすい多価不飽和脂肪酸であるリノール酸、酸化しにくい一価不飽和脂肪酸のオレイン酸などに分類でき、大豆油など一般的な食用油がリノール酸を多く含む中で、こめ油はオレイン酸が42%、リノール酸が35%と含有バランスの比率がとても良いのが特徴です。酸化が進みにくく、体への負担も軽くなります。
同時に気をつけたいのは油を悪者と決めつけないこと。人間が生きるには、たんぱく質、脂質、糖質の三大栄養素が不可欠。油もバランス良く摂取する必要があり、ビタミンやカロテノイドなどの大切な栄養素の多くは脂溶性のものが多く、こめ油などの良質な油脂を選ぶことは、栄養素を体に効率的に吸収するためにも重要な選択と言えます。

精米したその場で「圧搾」
普段の生活から見直しを

こめ油の製造では、精米から時間の経過とともに、米ぬかの油脂が酵素リパーゼによって分解され、臭みが出てしまうことが長年の課題となってきました。また、圧搾と抽出の二つの製造法のうち、主力だった抽出法では、溶剤で希釈されるため、必要な栄養素のいくつかが少なくなってしまう弱点がありました。一方、圧搾法は、抽出法に比べて、スーパービタミンE(トコトリエノール)などの栄養素の濃度を高いまま保てる利点があります。米ぬかの劣化を防ぎ、本来の栄養を摂取するには、精米したその場で圧搾するのが一番。お米のおいしさが品種や地域で違うのと同じように、今後は地域ごとに多様なうまみや風味を持つこめ油が増えるのを期待したいですね。
こめ油は、さらっと軽くて香ばしく、クセがなくて、料理でも素材の味や香りを引き立ててくれます。料理以外にも、古くから「スプーン一杯のこめ油を毎日なめなさい」との言い伝えが残るほど、高い栄養価が自然と認識され、子どもからシニアまで、こめ油を生のまま役立てる習慣も広まっていたようです。
病気になって活躍するのが薬ですが、食品には普段の生活の中で、体に良い働きをするものがたくさんあります。良質な油脂の摂取をはじめ、バランスの良い食事と運動を心がけ、いつまでも元気に暮らしたいですね。

活用シーンが広がる「こめ油」

出典:朝日新聞社

こめ油って、どうやって作るの?

米ぬかから作られるこめ油。米ぬかから油分を取り出す方法には「圧搾」と「抽出」の2通りがあります。
製造法とそれぞれの特色を紹介しましょう。

圧搾法

栄養価と風味は高めに

トウモロコシやべに花のように、比較的油分の多い原料に用いられている製法で、原料そのものに圧力と熱を加えて、油分を搾ります。米ぬかの場合、抽出法に比べて、時間がかかり、効率が悪くなりますが、栄養素が壊されることなく取り出せるため、栄養価や風味も高いとされています。

抽出法

溶剤を使って効率的に

米ぬかのように比較的油分の少ない原料に多く用いられている製法で、ノルマルヘキサンなどの有機溶剤を使って、米ぬかから油分を抽出します。溶剤は油の精製過程で蒸留によって取り除かれるため、製品に残ることはありません。大量に効率良く油が取り出せる利点があります。

※イラストはイメージで実際は異なる場合があります

精米卸だからできる鮮度と品質
株式会社神明の製造工程をチェックしよう!

SHOP INFORMATION

0.6ライスブランオイル

〒107-0062
東京都港区南青山3-10-40 フィオラ南青山1F
営業時間:11:00 - 19:00
TEL:03-3470-7383

COPYRIGHT © 06RICEBRANOIL.com.ALL RIGHTS RESERVED.